「安穏無事」

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「安穏無事」

「安穏無事」(アンノンブジ)

   かわったこともなく穏やかなこと。

「安」は,「宀」(部首:うかんむり)+「女」の会意文字です。「宀」(うかんむり)は,霊廟を表し,そこに「女」(=花嫁)がお参りをする儀式を表しています。

「穏」は,「禾」(部首:のぎへん)+「(ノツヨ心)」の部分(イン)の形声文字です。「(ノツヨ心)」は,「隠」と同じで,隠れるという意味があります。「ヨ」のところが,お祈りにつかう呪具をあらわし,それを上と下から手(爪,又)でサンドイッチした形です。神の力を手で隠してゆっくり力を発揮するするという意味を持ちます。

「禾」は,穀物を表します。「穏」は,農作業が神に守られ穏やかにいくという意味の漢字です。

「無」は,舞う人を象形した文字です。ない,の意味があるのは,音を借りたとされています。宗教的な舞で,自分の心を無にして踊るということと関係があるような気がします。

「事」は,「史」+「(吹き流し)」の会意文字です。部首は,「亅」(はねぼう)です。「史」は,先祖の霊を祭ることを表します。それに,木に吹き流しをつけて,そのお祭りをしていることを知らせることを表しています。「事」は,お祭りをしている事を表現した漢字です。

「安穏無事」の4文字とも,全て宗教に関係する文字でした。